2008/11/09

住宅ローン減税が受けられなくなるのは?

住宅ローン減税は、住宅やマンションの取得のために返済期間10年以上の住宅ローンを借り入れると所得税に対して適用される税額控除で、多くの人がこの恩恵を受けていると思います。

ところが、住宅ローン減税適用期間中に、住宅ローンの繰り上げ返済を期間短縮型で繰り返し行うと、住宅ローンの返済期間が10年未満になって、以後の住宅ローン減税を受けられなくなってしまうことがあることをご存知でしょうか。

住宅ローン減税の適用条件のひとつに、「返済期間10年以上のローンを組むこと」という項目があり、住宅ローンの借り入れ期間が10年を下回ると適用条件から外れてしまう場合があるからです。

住宅ローンの返済期間が20年も25年も残っている人の場合には、あまり心配する必要もありませんが、15年程度の短期間の住宅ローンを借り入れている場合には注意が払う必要があります。

ところで、住宅ローンの返済期間が10年を下回った場合、すべてのケースで住宅ローン減税がストップするかというと、必ずしもそうではないようです。

住宅ローンの返済期間は、「ローン返済を開始してから実際に支払いが終わった期間」+「期間短縮型の繰り上げ返済後、ローン完済までの残りの返済期間」が10年以上あるかどうかという計算式でカウントされます。

せっかく受けられる住宅ローン減税を、住宅ローンの繰り上げ返済で受けられなくなってしまうということのないように注意しましょう。

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