2008/11/06

住宅ローン減税の注意点:残高証明書発行後の繰り上げ返済

住宅ローン減税の申告をするとき、最も重要となる書類が住宅ローンの残高証明書です。

住宅ローンの残高証明書は住宅ローンを組んでいる金融機関から自宅に郵送されてきますので、無くさないよう、大切に保管しましょう。

住宅ローン減税を確定申告で行うときに注意しなくてはならないのは、借り入れしている住宅ローンの本数分の証明書すべてが必要になるということです。

もし、フラット35と民間の銀行の両方から住宅ローンを借りていれば、それぞれのローンに対する残高証明書、つまり2本分が必要になります。

また、住宅ローンの残高証明書に記載されている金額にも注意をしましょう。

住宅ローンの残高証明書に記載されている金額は、償還表通りに返済した場合の年末時点のローン残高です。

住宅ローンの残高証明書は、事務手続きの関係で12月31日以前に発行されます。

そのため、残高証明書の記載金額はあくまでも予定額になります。

したがって、もしも住宅ローンの残高証明書が発行された後に繰り上げ返済を行うと、残高証明書に記載された金額と実際のローン残高が異なることになってしまいます。

もし、冬のボーナス等で繰り上げ返済してしまった場合は、各金融機関に住宅ローンの残高証明書の再発行をお願いしてください。

記載金額さえ修正すれば問題はありません。

冬のボーナスを住宅ローンの繰り上げ返済に充てることは大賛成ですが、繰り上げ返済の時期には十分、注意を払いましょう。

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